バス用語辞典~サ行~

サブエンジン
車両の動力用のエンジンとは別に、冷房用に備えられたエンジン。動力用のエンジンと異なり大きな出力は必要としないため、乗用車用のディーゼルエンジン等を用いる。現在は日本で販売されるバスにサブエンジン式は存在せず、最後まで販売されたのはLKG-代のエアロエース(2012年まで)である。

メリット
- 冷房を稼働させても動力性能が落ちない(エンジンパワーを冷房に取られない)
- 走行状況に関わらず安定して冷房能力を発揮することが出来る
- 天井に載せる直結冷房と比べると、全高を抑えることが出来る
デメリット
- 荷物トランクの容量が小さくなる
- サブエンジン分の整備、燃費のコスト増大
シャシー
車両の骨組み部分になる。この上にボディを架装する形となる。
順光
写真撮影の際、撮影者の背中側から被写体に向かって太陽の光が当たる状態。撮影の際にはこの状態が好まれる。
スイングドア
外側に張り出す形でスライドするドア。観光バスタイプの車両に用いられる。

メリット
- デザイン面で有利
- 隙間風が入りにくく、気密性と静粛性に優れる。
デメリット
- 開閉に時間がかかる(そのため都市間路線バスの中でもバス停が多い際には折戸が好まれる)
- 重量増
- 外側に出るため、開閉の際には人や障害物に注意が必要
セーフティウィンドウ
運転手からの死角を減らすために設けられた窓の総称。最も有名なのは、三菱ふそうエアロスターシリーズの左前方の窓。
